世界中ではびこって、昔から多くの人々を悩ませている虫歯。しかしアジア地域では歯の病気に対する関心が低く、日本でも本格的に歯の治療が行われるようになったのは明治時代からです。
虫歯は正式には「う蝕」(デンタル・カリエス=歯が腐る病気)といい、細菌感染症のひとつです。
特に歯の表面のエナメル質には平坦な部分だけでなく複雑な凹凸部分があって、これらの凹凸部分と、歯と歯の間、歯と歯肉の境目に汚れがたまりやすく、細菌が繁殖しやすい場所であるため、”う蝕の好発部位”とされています。
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これらの部位では、細菌が作る酸でエナメル質が破壊され、象牙質で病巣が拡大され、歯髄(血管・神経を含む結合組織)が犯され・・・と放置していれば、う蝕が進行する一方です。骨髄にまで病変が及ぶ場合もあります。
また年齢が進むと、骨や歯肉の退縮が起こり、歯根の象牙質の露出とともに、根面のう蝕の危険性がでてきます。
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う蝕の予防にはキシリトールなどの物質や新しい薬、機材がありますが、基本は歯の周りに汚れを付着させないことで、食後だけでなく一日に何度も清掃し、細菌量を増やさないようにします。
う蝕治療の原則は、歯の痛んだ部分を取り除き、元の歯の形や機能を整えることです。
歯髄の処置には、歯髄の保存療法、歯髄の除去療法などがあり、いずれも歯を保存するものです。抜歯が必要なこともありますが、なるべく避けたいものです。
以上の通り、歯の病気の成り立ちと進行を考えれば、姑息な一時抑えの治療を繰り返すのではなく、生涯を通じてきちんと対処することで虫歯は怖くなくなると思いますが、いかがでしょうか。 |
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