倉敷 ヘンミ歯科医院コラム「歯の治療あれこれ」
歯に関する相談受け付けております。
ご予約 TEL086-422-0320
  ヘンミ歯科医院では常に科学的根拠に基づく治療を行っております。
ここでは、歯科医院で行われている治療の現状を歴史・発展性などを
交えながら歯の治療に関してお話ししたいと思います。
 
 
 
 
 
おとなの虫歯
 一般に虫歯は発育成長期に多く発生し、比較的に若い人達の間に蔓延している病気であると言われていますが、大人になってからも大いに悩まされる厄介な病気です。

 8020運動が声高に唱えられておりますが、多くの場合、80代の方々のお口の中には健康な歯が殆んどありません。

 大人になってから、歯が失われる原因の多くは歯周病であると言われておりますが、虫歯によって歯が失われることも非常に多いのです。
 大人の虫歯のひとつに歯の根の虫歯があります。

 歯の根は顎の骨や歯根膜や歯肉によって囲われ支えられておりますが、年齢が進むと共に骨や歯根膜や歯肉は次第に退縮して、歯の根は口の中に露出していくことになります。

 
歯の根は歯冠よりも幅が細いので歯と歯の間には次第に大きな三角形の空隙ができることになり、そこには食物の残渣が溜まり易く、細菌の活動が盛んになり、歯の根の虫歯や歯周病が起こり易くなります。

 また、歯根の表面にはエナメル質が無く、象牙質が露出しているので、歯根の虫歯菌に対する抵抗力は弱く、病勢の進行も速いと言えます。

 しかも歯根の虫歯はその周囲の表面から『ドーナツ形』に、歯の根の中心に向かって進行していき、歯髄も犯され、遂に歯根が折れて、半ば歯肉に覆い被され、大変不潔な状態を呈し、悪臭も強いという状況になってしまいます。
 同じ様な状況が口中に広がり、手の就けようもないほどの大破壊が見られるようになります。

 最近では、ある種のプラスチックの膜を歯根の表面に張って虫歯にならないようにする方法なども開発されて来ましたが、やはり予防の基本は毎日のお口の手入れを正しく行う方法を身に付けて頂くと共に、信頼のおける歯のホームドクターによる、歯の検診を”継続的”にお受けになることだと思います。


@正常な歯と歯周組織
大人の虫歯イメージ図1
 
A歯根露出した歯と歯周組織
大人の虫歯イメージ図2
 
B虫歯になった歯根
大人の虫歯イメージ図3
 
 
インプラントについて
インプラントとは?
 いま、歯の治療を考える際に『インプラント』が話題を集めておりますが、インプラントとは「顎に異物を植え込む」ということで、古い時代から人類の夢として失われた自分の歯の代わりに『歯の移植』を行うことによって、その形や機能を回復するために、いろいろな工夫を重ねて参りました。

 たとえば中世のヨーロッパでは、奴隷や貧しい人たちの歯を自分の口の中に植え替えるということもありました。
 そして日本でも歯並びを正す治療の中で、余分に生えている健康な歯を抜歯することがありますが、そのような歯を保存しておき、必要な場合に移植するという「歯の銀行」が考えられたこともありました。

 一方、近年になって「顎(あご)に異物を植え込む」という試みが世界中で盛んになり、いろいろな素材や方法が試され、実用化され、普及してきました。

 様々な試行錯誤の中から、最近では素材としては酸化チタン、基本形は円柱型というものになり、適切な症例選択と錬度の高い術者の下で行われた『インプラント』は顎の組織との親和性もよく、自然な外観と機能を兼ね備えた素晴らしい歯の治療法のひとつとなりました。
 

 
しかしながら、骨の質や厚み、高さなど共に、上顎では副鼻腔との関係、下顎では下顎管との関係など、施術にあたっては留意すべき事項も多く、施術を思いとどまらざるを得ない場合もあります。

 より質の高い安全な歯の治療の中に、インプラントが正しく導入されることによって歯の健康回復と維持のために新たな夢を託すことができるようになりました。

 
インプラントイメージ図
インプラントイメージ図
 インプラントについて、さらに詳しくお話を交わすことができ、美しい健康なお口を取り戻していただくことを私たちは願っております。